今月の「やってみよう！」
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□■□ 今月の「やってみよう！」
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今月の「やってみよう！」とは、じぶんの家計リフォームをしていくために、毎月
私がチャレンジしたことを、いっこいっこ書いていこうと思っています。
先月号では、「ボーナスをアテにしない家計」になろうということをお話しました。
ボーナス依存家計は、いざというときに、かなり厳しい状況になるんですよ。
そんなこと、頭ではわかっているわよー！！
ほとんどの方の感想は、こうですよね。
そうです。誰だって、ボーナスを家計を足しになんてしたくないんですよ。
しかし、この不景気な状況では、アテにしないわけにいかないのが実情。
でも、ほんとうにそうですか？
お金は、「あればあるだけ使ってしまう」というのが人情ではないでしょうか？
逆に考えれば、「なければないなりに使わない」ということになりませんか？
その証拠が、昨年4月の社会保険料のアップ。
今までは、ボーナスからちょっとしか引かれていなかった保険料が、4月以降の
ボーナスからは、かなりの金額が引かれるようになったはずです。
つまり、手取りの金額が減ってしまったということ。
ボーナス支給額がほとんど変わらない方が多いことを考えると、かなりのダウン。
しかし、そのダウンした分を補てんするために、収入を増やした方はいますか？
残業を増やした方はいますか？ バイトを始めた方はいますか？
ほとんど、収入を増やして補てんした方はいらっしゃらないと思います。
では、どうやって補てんしたのか？
ほとんどの方は、使う金額を減らして、補てんしたのではないでしょうか。
つまり、ないものは使えない ＝ ないんだから使わない になったのです。
そもそも、ダウンしたことも、意識したほどには家計に影響を与えていないという
ことなのではないでしょうか？
かなりマズイ状況だとなれば、将来のことを考えて、収入を増やす方法を考えて
いくところだと思いますが、とりあえず支出を削る方法で対処できたのです。
でも、それってちょっと減っただけだからでしょ！
たしかに、大きなダウンが「いっぺんに」きたら、対処できなかったかもしれませ
ん。
小さなダウンだったから、対処できたのですよね。
と、言うことは、毎回少しずつのダウンだったら対処できるということ。
本当のボーナスがなくなってからでは、精神的にもかなり厳しいと思いますが、
実際にはまだ余裕があるうちから始めていけば、どうしてもというときには対処
することができますから、余裕のある今のうちから、チャレンジしてみましょう。
使える状況になければ、使わなくなります。
ボーナスが入ったらとか、毎月の給料の5パーセントとか、とにかく強制的に
そのお金を使えない状況にしてみてください。
お給料の入る銀行口座から、すぐに口座引き落としの定期預金にするなどは、
かなりお金を確保するのには有効な方法です。
そんなこと無理よーーーー！
きっと、実際にやってみるまではそう考えてしまうと思います。
でも、自動引き落としにすると、頭で考えるよりは、かなり楽にできます。
実際、1年前に会社を辞め、フリーという立場になったすづき家の収入は、
年間で200万円近いダウンになりました。
月換算すると、約15万円！！！
しかし、私は会社員時代の自動引き落とし定期預金の金額を変えていません。
そのために、かなり家計を切り詰めてもいません、気持ち的には。
なければないなりに生活していくということを、この1年で実感しました。
残ったお金の範囲内であれば、ギリギリまででも使っていいというのは、精神的
には、とても楽です。
残ったら貯金しよーと思ってもできないけれど、すでに貯金した後の残りのお金
を自由に使ってもいいというのは、かなりラクチンです。
だまされたと思って、ぜひやってみてください！
【発行元】初台エフピー相談室（http://www5a.biglobe.ne.jp/~hatsudai/）
【執筆者】ＦＰすづき（nhj-nia@a2.shes.net）
このページの内容は 2004年1月20日 のものです。